【アデニウムの育て方】健康で格好よく育てる方法

念願の塊根植物「アデニウム」を新しい家族として迎え入れたので、今回は、健康で格好いいアデニウムに育てるためのポイントをまとめていきます。

・いつまでも元気に育ててあげたい。
・独特なプックリとしたフォルムをより格好よく育てたい。
そんな人に向けた記事だよ!
アデニウムとは?
まずは、アデニウムの基礎情報について、
科目…キョウチクトウ科 アデニウム属
- 原産国…アフリカ大陸中部〜南部、アラビア半島インド洋沿岸和名…“砂漠の薔薇”

薔薇のように美しいことから『砂漠の薔薇』という和名で呼ばれるようになったんだって!
アデニウムは乾燥地帯に適応するため、幹や根にたっぷりと水を蓄える特性を持っています。
アデニウムの主な特徴と性質
アデニウムは乾燥地帯に適応するため、幹や根にたっぷりと水を蓄える特性をもっています。
花の特徴は以下の通り。
- 花色…ピンク・赤・白花言葉…“一目惚れ”開花時期…4月〜9月
続いては性質について、押さえておきたい5つのポイントを伝えます。
〔好きな場所〕
・日当たりの良い場所、風通しの良い場所
〔得意な環境〕
・暑い場所、乾燥している場所
〔苦手な環境〕
- ・寒い場所、ジメジメした場所
乾燥地帯に自生塊根植物特有の性質が多く、特に耐寒性が弱いので、冬場の寒さ対策が重要です。
育て方
置き場所
基本は日当たり重視!季節によって少し管理方法が変わります。
春〜秋
- 風通しの良い屋外に置きましょう。
- 日光は6時間以上が理想。
- 梅雨の時期は雨が直接当たらない場所へ移動。
- 夏場は直射日光&雨ざらしでもOK!
[chat face=”8A17CDAD-1ED8-487D-8BE7-618E51B3FF3C-e1744520615237.jpg” name=”ワポチ” align=”left” border=”none” bg=”blue”]風通しが悪いとハダニやカイガラムシが発生しやすいので注意![/chat]
カッコいい株に育てたい場合は6時間以上日光が当たるような場所に置くことが重要です。
夏場の直射日光OKですが、近年あまりに陽射しが強い夏日がありますので、そんなときは葉焼けを起こさないよう日陰に移してあげた方が良いかもしれません。
冬
- 日当たりの良い室内(窓辺)で管理。
- 外置きしたい場合は保温シートで防寒対策をおすすめします。
ここだけの話、うちの子は冬も屋外管理で0℃くらいまでは越冬してくれますが、個体差もあると思いますので、園芸用の保温シートを活用した方が安全です。
〔おすすめの保温シート〕
水やり
基本的に乾燥地帯出身なので「乾かし気味」が鉄則です!
水のやり過ぎに注意しましょう。
春〜秋
- 土が完全に乾いてから、鉢底から水が滲むくらいたっぷり水やり。
- 夏場は表面が乾いたらすぐ水やり。
冬
- 11月〜3月下旬は水やり頻度を減らし、休眠期(8℃以下)には断水!
- 春先、気温が安定したら徐々に水やり再開。
葉は落ちてしまいますが、気温が上がり始め、桜が散る頃から若葉が芽吹き始めます。
[chat face=”8A17CDAD-1ED8-487D-8BE7-618E51B3FF3C-e1744520615237.jpg” name=”ワポチ” align=”left” border=”none” bg=”blue”]冬に水をあげすぎると根腐れやカビ繁殖の原因になります![/chat]
管理温度
管理温度で注意する点は寒さです。
アデニウムは寒さにとても弱いので、肌寒くなってきたら暖かい室内の窓辺に移動してあげましょう。
屋外で管理する場合、一般的には5℃くらいであれば何とか越冬できるとされています。
アデニウムの植え替え
土は水はけの良いものを使いましょう。
おすすめの土
[box04 title=”最適な土の特徴”]
- 多肉植物用の粒の大きな土(観葉植物用の土)
- 観葉植物用土+川砂・バーミキュライト・パーライトをミックス
- 赤玉7:腐葉土3のブレンド+川砂で水はけを調整[/box04]
〔🌱 私のおすすめ土はこちら〕
株も健康にすくすく成長し、葉も綺麗な色になるのですごくお勧めです。
肥料について
アデニウムは基本的にあまり肥料を与える必要はありません。
肥料を与える場合は、生育期(5月〜10月頃)に緩効性の液体肥料等を2〜3回/月に分けて与えましょう。液体肥料は1週間程度しか持たないので分けて追肥すると良いです。
冬は養分を吸収できずに枯れる原因になるので、肥料は不要です。
〔🌱 私のおすすめ肥料はこちら〕
アデニウムの増やし方
挿し木
アデニウムは挿し木で増やすことができます。
手間がかからないので初心者には、種まきよりもオススメです。
[box05 title=”挿し木の手順”]
- 細菌が入らないよう消毒したハサミで元株の枝を剪定する
- 切口を3日ほど乾燥
- 挿し木用の土に挿して1週間後から水やり
- 根が生えたら新しい鉢に植え替え[/box05]
根の生えるスピードが早い春から夏に行うようにし、秋や冬は控えましょう。
[chat face=”8A17CDAD-1ED8-487D-8BE7-618E51B3FF3C-e1744520615237.jpg” name=”ワポチ” align=”left” border=”none” bg=”blue”]挿し木株はアデニウムの個性でもあるプックリとした幹になりにくい点に注意です。[/chat]
種まき
気温が低いと発芽率が下がるので、種まきは気温が高い時期に行いましょう。
- 4~8月の高温期に実施。
- 種は乾燥に弱いので、発芽するまでラップなどで対策。
- 発芽したら植え替え(早くて1週間ほどで発芽)。
[chat face=”8A17CDAD-1ED8-487D-8BE7-618E51B3FF3C-e1744520615237.jpg” name=”ワポチ” align=”left” border=”none” bg=”blue”]爽やかな初夏に種まきすると、秋までにしっかり育って越冬しやすいよ![/chat]
病気・害虫対策
基本的にアデニウムは害虫がつきにくく丈夫ですが、風通しの悪い環境ではカイガラムシがつくことがあります。
放置するとすぐに繁殖し、すす病などの原因にもなりますので、見つけたら早めに駆除しましょう。
幼虫は薬剤で駆除できますが、成虫は殻に覆われており薬剤が効きにくいため、歯ブラシ等で除去します。
また、アブラムシがつくこともあります。こちらも見つけたら素早く薬剤で駆除しましょう。
〔🧴 私のおすすめ殺虫剤はこちら〕
一度カイガラムシがついたことがりますが、この殺虫剤ですぐにいなくなりました。
まとめ
アデニウムは基本的に丈夫なので、特徴や性質を押さえれば、健康でカッコいい株に育てることができるます!
株の選び方
最後に購入時にチェックすべき株の選び方をお伝えします。
[box04 title=”株を選ぶ際の4つのポイント”]
- 葉の色が綺麗で元気な
- 根元がしっかり安定している
- 害虫がついていない
- 好みの形(株の形状)[/box04]
お気に入りの株を探して、ぜひ素敵なアデニウムのいる暮らしを楽しんでください!
最後まで読んでいただきありがとうございました!